メキシコライフ

コロナウイルスの死者数とメキシコの火葬

少し前にアレックス(旦那)の友人から、共通の古い友人が亡くなったと連絡があった。連絡はずっと取ってなかったので近況は知らなかったそう。

知らせの中に「火葬された」と話していて、死因がコロナウイルスだったから普通メキシコでは土葬だけど、感染してたから燃やされた(火葬)んじゃないかと言われていた。

アレックスが「いやあいつは糖尿の気があったはず」と、亡くなった人の息子(成人)と連絡が取れたので電話をすると、

「親父はコロナウイルスじゃなかったのに火葬された!!!!」と怒りで泣いているのが電話越しに聞こえた。

日本では火葬が普通だけど、死んだ姿のままお棺に入れて埋葬することが多いメキシコでは、故人を焼いて骨にするのは人によっては耐えきれない想いに値することがある。

かくいう私も、常日頃から家族に「私が死んだらお墓なんていらないから焼いて骨にして海に捨てて」と言ってるけど、「焼かない!」と旦那に反対されている。(海に捨てていいか分からないけど、ほんとお墓とかいらない)

習慣から離れた葬儀の仕方はやっぱり残されたものとっては屈辱だったりするものなのかもしれない。

昔、私の友達から彼女が当時嫁いで住んでいたネパールでは死体を鳥に食わせる葬儀の方法「鳥葬」があると聞いたことがあり、今は自分の死体ならそれも全然ありだな(日本だったら死体遺棄になるみたいだけど)と思うけど、初めて聞いたときは衝撃だったので、自分の親が鳥葬されるのと同じような感覚なのかもしれないな。とふと過った。

 

この亡くなった人もきっと「コロナによる死者数の1人」になってるんだろう。

彼の息子が言うように、他のことが原因で亡くなったとして、もしかしたらコロナだったかもしれない、コロナにしとくか。という病院の判断だとしたら、世に出てる「コロナウイルスによる死者数」ってどのくらい正確なのかなと思うところ。

コロナが出始めたころ、私もアレックスも知っている男性が亡くなったと聞いた。家でひとり亡くなっていた。死因はコロナじゃないかと新聞にも載り、防御服を着た完全装備をした人たちが完全に包囲した死体を家から運び出していた。

彼も死因はコロナとされてそうだけど、彼を知る周りの人は、ドライバーだった彼は仕事で必要なドライバー用の免許の更新日が近く、免許は基準体重をオーバーすると更新ができなくなったので、彼はかなり太っていたので(確かに昔からとっても太っていた)それを心配して無理なダイエットをしたりそのストレスがあったとも言っている。

2009年にメキシコで発症したと言われている、新型インフルエンザ(H1N1 通称豚インフルエンザ)はたった9週間でフェーズ6。私はそのころカンクンの旅行会社で働いていて妊娠中と重なっていたけど、仕事が全くなくなったのは覚えている。でもマスクは誰もしていなかったし、お店も普通に、観光業は打撃を受けたけど、それでも皆が普通に暮らしていた。2カ月で110カ国に拡大し、10日で20カ国、30日で40カ国、60日で110カ国と世界中で広まったのに。

2013年にポリネシアで発症したと言われる、ジカ熱も2014年5カ国、2015年22カ国、2016年69カ国と広がったのに、

なぜ今回のコロナウイルスだけ。不思議がいっぱい過ぎる。